欲望で世の中を切り取ります

欲望というモノサシを使うと、世の中の不条理が合目的であることが理解できます

缶コーヒー=「化石人間の口寂しさ・暇を紛らわす何か」

久しくこのブログのことを忘れてた。でも、このテーマで、色んなことを思考しておくというのは、とても有意義と思い、再開。

 

缶コーヒーに君臨する「BOSS」。その商品企画を仕掛けてきた人のインタビューが面白かった。

キーワードは、「ブルーカラー」「何処でも買える(=自動販売機)」「CM(良く知ってる)」だ。自分の体を使って働く訳ですか。だからカフェインが入っており、砂糖やミルクをたっぷり使った缶コーヒーという飲み物は、いわゆる「エナジードリンク」として機能していたとのこと。

 

正直、上記の言い方は、「よく言えばそうだよね~」というふうに思う。

 

身も蓋もないことを言うと、口寂しいときに、そこにあるから、なんとなく知ってるから、昔からしてる(飲んでる)から、買われているものだと思う。つまり、ガムのようなもの。でも待てよ、ガムは市場規模が4割減というではないか。缶コーヒーは横ばいなのに。これはなぜだ。

 

 

 

この記事では、ガムの売れ行き不振は、セブンカフェ等のコーヒーや、スマホに、その暇つぶし・口寂しさを取られたからという風に帰結している。

 

たぶん、ガムを噛んでいた比較的若者は、缶コーヒーと違うコーヒーやスマホで代替するようになったんだけど、缶コーヒーを買ってるおっさんは、コンビニが出来ようがなんだろうが、いつまでも缶コーヒーを買ってるってことなんだろう。(にしても、スマホにも代替されないって凄いよな、缶コーヒー)

 

こう考えると、化石人間の口寂しさ・暇を紛らわす何かってのが結論になる。