欲望で世の中を切り取ります

欲望というモノサシを使うと、世の中の不条理が合目的であることが理解できます

2015-01-01から1年間の記事一覧

[BOOK]羽生さんを好きになった一冊『羽生さんはコンピュータに勝てますか?』川上量生 羽生善治×川上量生「羽生さんはコンピュータに勝てますか?」完全版 【文春e-Books】作者: 羽生善治,川上量生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/09/11メディア: Kin…

ピカソは偉大なるマーケターであった!『ピカソは本当に偉いのか?』西岡文彦

ピカソは本当に偉いのか? (新潮新書)作者: 西岡文彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (13件) を見るあんな絵は誰だって描ける、なんていわれる代名詞がピカソ。 みんな、一見、子供…

車=現代社会で大義名分がつく中で自分の能力を拡張したい

自分の思い通りになる感第一に、車とは移動手段です。電車や飛行機との違いは、運転手になれるかではないか。つまり、道、速度、進むか止まるかなど、自分の思い通りになる幅が大きいわけです。では、同じ運転手になれる自転車、スケートボード、カヌーなど…

新聞=会話のキッカケづくり

随分と、電車の中で新聞を開いて読んでいる人が減りました。殆どいない気がします。新聞が満たしていた欲求とは、なんなのでしょう?新聞は、今日の出来事を切り取ります。新聞は、紙面が有限です。それ故に、何を載せて何を載せないかというセレクションが…

マクドナルド=昔は罪悪感とワクワクを。今は、ちょっと美味しい自動販売機ジュースと椅子を。

罪悪感とワクワクを売る10年以上前、マクドナルドは、ワクワク感を売り物にしていた。もう少しきちんと言うと、数ヶ月に一回の新作ハンバーガーをワクワクしていたのだ。よく考えてみると、このワクワクは、過剰に美味そうなCMを見て期待しておいて、買って…

肝試し=強烈な感情を揺さぶる、なんちゃって感

なんちゃってを楽しむ感肝試しは怖いもの見たさであるとよく言われます。怖いものとは、危険を感じるものなはずです。さて、なんで、怖いものを見たいんでしょう? 肝試しは、1人では、やりません。 つまり、実は本当は怖くないという安心感の中で、みんなと…

音楽=手軽に現実逃避したい欲望

本と音楽の違い本は、ビジネス書や実用書など、課題解決の為に読んだり、小説や雑誌など、ある世界観に浸りたいから読んだりと多様です。音楽は、ある世界観に浸りたいから聴くというのが一般的なので、本より目的が狭いです。また、大きな違いとして、本は…

アイドル=成長しそうなヒトを選び、その人間的成長を覗きみて、「あれ、俺が昔から目をかけてた」と言いたい欲望

アーティストとアイドルの違い アーティストは、その名の通り、音楽なり、絵画なりのアートを売り物とします。アイドルは、どうでしょう。AKBなり、モー娘をみて分かるよう、音楽そのものじゃなく、夢に向かって成長する過程自体が売り物なわけです。 perf…

教師=自分を一番に考えてくれてはいない他人と関係性を築く欲望

どちらの家庭でも、「スマホに聞いて」というやりとりは多いのでは? 知識を教えてくれるという価値は、インターネットに吸い取られました。そんな世の中で、学校の教師の役割はなんだろう。 僕の高校時代の18年前も板書を書くだけの先生がいた。その頃も、…

人生は無駄なものでできており、その無駄を効率的に得られる場所が本であり、本屋である『なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか』嶋 浩一郎

奥さんや奥さんの妹から、本を買うなんてもったいない、図書館に行けばいいと なかば僕の職業を否定されるようなことを言われる日々ですが、どう言い返せばいいのかなと 思っていたので、ぴったりでした。人生は無駄なものでできており、その無駄を効率的に…

コンテンツの本質をここまで深堀したものは見たことありませんでした『コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと』川上量生

いま、総合書店サイトで、「編成(コンテンツの並べ方)」とはどうあるべきかを考えるポジションにいるため、 おのずと考えることが多くなった「コンテンツとは何か」。それについて、非常に緻密な分析と示唆に富んだ一冊です。コンテンツの秘密 ぼくがジブ…

ベンチャーで失敗したのはなぜか(2)素直じゃなかったから

何処まで考えても、最後は、ビジネスは成功するか失敗するかわからないから、面白いよなと思います。 だから、成功するかどうかは、最後は、そのビジネスにかけた総エネルギー量(手間)の多さだと思ってます。 (もちろん、ヒトを使って、総エネルギーを増…

ベンチャーで失敗したのはなぜか(1)ヒトのいうことを額面通り受け取ったから

野村監督の名言に、「勝ちにまぐれの勝ちあり,負けにまぐれの負けなし」というのがあるようです。 負けた理由は必ずあるため、科学的に検証しうる。 そして、その検証は、次の勝ちにつながる価値があるということです。藻をやめたことは、とても悔しいです…

藻の仕事、辞めました

まだ、うまく消化できていないのですが、藻の仕事を辞めました。 1年間もブログ書いてないんだなーと。確かに心の余裕なかったもんなーと。 電子書籍やら藻やらやってるうちに、「短期間で転職を繰り返す奴」というレッテルが貼られてしまったみたい。 はじ…